身体にいいことメモ

健康やストレッチなど身体にいいことを紹介します。

ロコモティブシンドロームって?

 最近階段の上り下りや立つ座るといった、日常の動作で疲れることはありませんか?


もしかしたら「ロコモ」かもしれません!


いきなりロコモと言われても何のこと?という人はぜひ読んでみてください。



ロコモとは

 ロコモとは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略称で、関節や筋肉が
弱くなり、日常生活に必要な「体を動かす能力」が低下し、生活の自立度が下がる
状態のことをいいます。


ロコモの主な症状は、「歩くとすぐに疲れる」「階段が登りにくい」「つまずきやすい、転びやすい」「椅子から立ち上がりにくい」「重いものを持つとすぐに疲れる」といったものがあります。



ロコモティブシンドロームの原因

 ロコモの主な原因としては、「筋力の低下」「バランス能力の低下」「骨、関節、
筋肉の病気」「使わないことによる身体機能の衰え」などがあげられます。


30代から徐々にバランス感覚や運動能力が失われていき、50~60代以降に目に見えて
分かるような形で表れる。


理由の1つとしては、車の移動やエレベータなど日常的に身体を動かす機会が減っていることがあげられる。


さらに、偏った食生活を送る人が増え、筋肉や骨、軟骨が適正に作られない、神経細胞の機能が落ちるといったことも大きな原因の1つだと言われている。


また、現在では高齢者だけでなく若い女性や子供にも急増している。



ロコモティブシンドロームをチェック!

 日本整形外科学会では誰でも簡単にロコモ診断ができる「ロコモかどうかのチェック
ポイント」を7点挙げています。


これらはバランスの能力や筋力、歩行能力や持久力をチェックするもので、1つでも当てはまればロコモの心配があると考えられます。


 ロコモかどうかのチェックポイント


  1. 片脚立ちで靴下がはけない
  2. 家のなかでつまずいたり滑ったりする

  3. 階段を上るのに手すりが必要である

  4. 横断歩道を青信号で渡りきれない

  5. 15分ぐらい続けて歩けない

  6. 2kg程度の買い物(1リットル牛乳2個程度)をして持ち帰るのが困難

  7. 布団の上げ下ろし、掃除機の使用など家のやや重い仕事が困難


いかがでしたか?


自身の状況と照らし合わせてみて、「ロコモかな?」と思ったら、整形外科で正しい判断を受け、ロコモ予防や改善に取り組みましょう。


他のロコモ度テスト方法
・ロコモ度テスト
https://locomo-joa.jp/check/test/pdf/two-step.pdf



ロコモティブシンドロームの予防と改善方法

 ロコモは、食生活の改善と運動習慣をつけることが大切です。

食生活の改善

 食生活が乱れ、食べ過ぎてしまうと体重が増え、腰や膝に負担がかかり、
ロコモの原因になります。


また、痩せすぎても栄養が不足し筋肉や骨が減ってしまいます。


ロコモにならないようには、食べ過ぎや痩せすぎないことが重要です。


運動習慣をつける

 30代、40代の人でも週に2回以上運動をする習慣がないと将来ロコモになるリスクが
高いと言われています。


18~65歳までの方は、ウォーキング程度の負荷の運動を毎日60分行い、それに加えて、少し息がはずむ程度の運動を1週間のうちに60分行うとよいと言われています。


65歳以上の方は、何かしらの形で40分以上身体を動かすとよい。


ロコモ体操などもあるので気になる人は見てみると参考になります。
ロコモ体操|ロコモ研究所



まとめ

 まとめると、

  • 日常生活に必要な「体を動かす能力」が低下し、生活の自立度が下がる
    状態のことをロコモという

  • ロコモの主な原因は、筋力やバランス力の低下、身体機能の低下などがある

  • 食生活を意識してロコモにならないようにする

  • 週2回以上の運動でロコモ予防


いつまでも動ける身体でいるために、今から運動や食生活の改善を!!
もっと詳しく知りたい人は、参考資料の方をご覧ください。



参考資料



みんなの介護
https://www.minnanokaigo.com/guide/disease/locomo/



ここまで読んで頂きありがとうございました。

雨が降る日の痛みは「天気痛」かもしれない

 天気が悪くなるとなぜか頭や関節が痛くなったり、古傷がうずいたり、
肩コリがひどくなったり...


これらの症状は「気象病」や「天気痛」といった名前で呼ばれています。


これらは医学的に証明されたわけではありませんが、天気(天候)と体調との相関関係は統計的に明らかになっているデータはあります。


そこで今回は、「天気痛」について説明していきたいと思います。



気象病・天気痛とは

 天気痛(気象病)とは、気圧や気温などの変化により、人体が影響を受けて起こる
様々な体調不良のこと。


代表的なものとしてめまい症、うつ病、頭痛、関節炎、吐き気、持病、古傷がうずくなどが起こります。


また、ホルモンバランスなどの影響で頭痛などは元々女性に多く、 こういった症状を訴える人は男性よりも女性の方が多いい。


天気痛の原因

 天気痛の原因は、気圧を感じる場所が耳の奥の 内耳 というところにあり、天気痛が
起こりやすい人は、特に敏感に反応してしまうからだと言われています。


気圧が変化すると身体はそれに対応しようとして、交感神経が活発になり
副交感神経とのバランスが崩れる。


すると、血流や感覚閾値(感受性)が変化し痛みやコリ感などの症状が出る。



天気痛の予防と解消方法

 天気痛の予防方法としては、自律神経のバランスを保つこと。


自律神経を保つには、規則正しい生活を続けることが大切です。


3食毎日食べることや休日もいつもの時間に起きるなど生活のリズムを一定にすることで自律神経に負担をかけないようにしましょう。


 解消方法としては、酔い止め薬を飲むことや耳たぶのマッサージが効果的だと
いわれています。


天気痛は乗り物酔いと似ている点があるそうで、天気痛が来るという予兆があったときに
酔い止め薬を飲むと痛みを抑えられるそうです。


他にも、両耳たぶを上下横の3方向に5秒ずつひっぱったり、耳たぶを軽くひっぱりながらぐるぐる5回まわす。 といった方法があります。



まとめ

 まとめると、

  • 気温や気圧などの変化により、人体が影響を受けて起こる様々な体調不良のことを天気痛と呼ぶ。

  • 天気痛の原因は内耳が気圧の変化を感じとり交感神経を活発化させてしまうから。

  • 予防方法は自律神経のバランスをくずさないように、規則正しい生活をすること。

  • 解消方法は予兆があったときに酔い止め薬を飲むか、両耳たぶを刺激する。

天気が悪い日の頭痛やめまいがある方がいたらぜひ参考にしてみてください。



参考資料



今から始める熱中症の予防と対策

 6月も残りわずかとなりました。


ジメジメとした季節も終わり、いよいよ夏本番!!


夏休みには旅行に行ったり、キャンプやバーベキューなど休みを存分に遊びたいですね。


しかし、夏といえば毎年多くの搬送者が出る熱中症にご注意を!!


初夏や梅雨明けなど、体が暑さに慣れていないのに気温が急上昇するときは
特に危険です。


無理せず今のうちから徐々に夏への準備を始めましょう。



熱中症とは

 体温の上昇と調整機能のバランスが崩れると、どんどんと身体に熱が溜まってしまう
状態のこと。以下の図を参考


   平常時の体温調整反応

   体温調整機能のバランスに異常がある場合



熱中症の予防と対策

 熱中症の予防には暑さに負けない体作りが大切です。


気温が上がる前に汗をかくや適度な運動、適切な食事、十分な睡眠をとるように
心がけましょう。


 適度な運動で暑さに慣れる(暑熱順化)

 外が暑いからといってエアコンのきいた室内にこもりきりだと、汗をかく能力が
機能しずらくなり体内の熱をうまく外に逃がせなくなってしまします。


半身浴やサウナ、ウォーキング、自転車などで汗をかくようにしましょう。


 適切な食事を摂る

 朝からしっかりとバランスの良い食事を摂ることで、丈夫な体を作りましょう。


漬物やみそ汁など適度な塩分があるとなおいいでしょう。


 十分な睡眠をとる

 夜、暑さで寝苦しいときはエアコンや扇風機を適切に使って快適な睡眠をしましょう。


また、布団も通気性や吸水性のあるものを使うようにしましょう。



熱中症の応急処置

 それでも近くに熱中症になってしまった人がいた場合以下のような対処をしましょう。



熱中症予防に便利なサイト

 ・今日の暑さはどれくらいだろう...
 ・どれくらいの頻度で水分を補給したらいいのだろう...


と考えている人へおすすめの便利なサイトがあります!!


暑さ指数の実況と予測


 このサイトは環境省のサイトに出されており、各地域の熱中症警戒状況を
教えてくれます。
 お出かけ前に確認することでその日服装などの参考に!


熱中症セルフチェック


 このサイトでは、年齢、活動レベル、地域を入力するだけで簡単に熱中症の
危険度がわかり、どれくらいの水分補給が必要なのか教えてくれます。


皆さんぜひご活用ください。


ブックマークに登録して簡単に見れるようにするといいかも!!



まとめ

 まとめると、

  • 熱中症とは体内に熱が溜まってしまう状態

  • 予防方法としては、適度に汗をかく、適切なご飯を摂る、快適な睡眠をとる

  • 熱中症の応急処置は初めが肝心!落ち着いて対処をする

  • 便利なサイトを使って熱中症にならないようお気を付けを


 今から熱中症に備えて快適な夏を過ごしましょう!!



参考資料