冷房による体調不良にご注意を!
今週に入り、いきなり暑くなり始めましたね。
日中など特に暑く、冷房をつけるようになってきたのではないでしょうか。
冷房をつけ始めて10分くらいは涼しくてよいが、だんだんと寒くなるのを
感じたことはありませんか?
その状態が続くと肩こりや腰痛など体調不良など「冷房病」の原因になることも!
今のうちに確認しておくことで、快適な日々を送りましょう。
冷房のつけすぎによる「冷房病」とは
暑い屋外とエアコンの効いた涼しい屋内との温度の差によって自律神経の調節が
効かなくなる「自律神経失調症」の一種だと言われています。
クーラー病とも呼ばれる。
主な症状は、頭痛、肩こり、腰痛、腹痛、疲労・倦怠感、不眠など様々なものがある。
冷房病の原因
冷房病の原因は、屋外と屋内の極端な温度差に体の自律神経が対応できなくなることで起こると言われています。
自律神経は体温調整や汗の発汗などを調整する機能があり、暑いときは毛細血管を拡張させ熱を逃がしやすくし、逆に寒いときは毛細血管を収縮して熱を逃がしにくくする。
屋外と屋内を頻繁に出入りすると自律神経が乱れ体調不良を起こしやすくなります。
また、寒い屋内に長くいることで自律神経が狂い身体の冷えを進めることもあります。
冷房病の予防と対策
冷房病の予防と対策としては、冷房の設定温度を低くするか、身体を冷やさないようにすることが大切です。
◆スカーフなどを用意する
電車内ではスカーフやカーディガンなどを着るようにする。
オフィスでは、ひざ掛けや靴下を重ね履きをしたり、羽織りものをして冷風に
直接当たらないようにする。
◆ストレッチで血流を促す
ずっと同じ姿勢だと血流が悪くなり冷房症になりやすくなるので、身体が冷えない
ようにストレッチで血流を促す。
軽い運動(ウォーキングなど)で毎日汗をかくことも有効である。
◆入浴して身体を温める
暑いからといってシャワーだけになりがちですが、できるだけ湯船につかって筋肉を
リラックスさせてあげましょう。
◆温かく栄養バランスのよい食事をする
冷たいものばかり食べていると、内臓が冷やされ、消化力が落ち、体力が落ちる
ことで自律神経の乱れにつながります。
夏野菜のトマトやキュウリも身体を冷やすので食べ過ぎないように注意を。
冷房病のセルフチェックをできるサイトもぜひご活用ください。
冷房病危険度についての「セルフドクターズチェック」|セルフドクターネット
まとめ
まとめると、
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温度差による自律神経の乱れが冷房病
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頭痛や肩こり、めまいなど冷え性に似た症状が出る
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冷風に直接当たらないようにスカーフやカーディガンを用意しておく
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ストレッチや軽い運動で血流を促す
冷房は、適切に使えば暑さによる体力の消耗を防ぎ、安眠にも役立ちます。
病気に負けない身体を作り、夏を満喫しましょう!
参考資料
冷房病にご用心|第6261号 | 産業保健新聞|毎日健康で元気に働くための情報誌