7月中旬になると、もう夏が来たと感じますよね?
日中の気温も30度を超えるようになり、汗をかく機会が増えてくると、水分を摂る量も増えてきます。
熱中症や脱水症の対策として水分補給は大切ですが、水分のみの摂りすぎには
気をつけないといけません。
水中毒とは
大量の水を摂取することで血液中のナトリウム濃度が低くなる症状のこと。
水中毒になると、頭痛や嘔吐、意識混濁などの症状がみられます。
重症化すると、けいれん、昏睡、呼吸困難などにより亡くなる人もいます。
安全な水分補給の方法
1日に必要とされる水分量は、大人と子供で違うので、気を付けましょう。
大人の場合、体を動かす人や肥満体系の人は2リットル、そうでない人は1.5リットル
くらいが適量です。
子供(乳児)の場合、1kgあたり100~150ミリリットルくらいが必要になります。
しかし、乳児や子供の体は、大人と比べて水分を保持する機能が優れておらず、また
代謝もよく汗を多くかくので、こまめに水分補給をしましょう。
スポーツをする人は、温度が5~15度で、体内の組成に近い成分のスポーツドリンク(市販のスポーツドリンクを半分に薄めたものが目安)が最適です。
飲み方は、運動前に200~500ml、運動中は1口~200ml、運動後は減った体重分を
数回に分けて飲みましょう。
水中毒の予防と対策
水分を摂り過ぎないように気をつけることが一番大切です。
他の病気が原因で水中毒になる場合は、それに応じて治療を受けましょう。
熱中症や下痢、嘔吐が続くときはスポーツドリンクではなく、経口補水液を飲むようにしましょう。
経口補水液は、市販のものや家でも簡単に作れます。
経口補水液の作り方
まとめ
まとめると、
- 大量の水を摂取することで血液中のナトリウム濃度が低くなることを水中毒という
- 頭痛や嘔吐、意識混濁などの症状が現れる
- 身体の大きな人は2L、そうでない人は1.5Lくらいが適量
- 汗をかく場合、水分と一緒に塩分と糖分を一緒に取るのがよい
- 熱中症や下痢、嘔吐が続く場合は、経口補水液を飲むようにする
これからさらに暑くなってきますが、水分補給を忘れずに!
また、汗をかく人は水分のみを摂り過ぎないように注意しましょう。
参考資料
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